超広帯域波長板 SB-RETAX
広帯域波長板 B-RETAX

顕微鏡から宇宙観測まで。
ルケオの偏光板・波長板は1枚からオーダーメイドで承ります。

当社は、創業から光学フィルム製造技術や接着技術を50年以上研究・開発してまいりました。これらの技術を活かして偏光板、波長板などの光学フィルター偏光板、波長板それぞれで標準品以外でも一枚から製造します。開発から設計製造、販売まで一貫した体制で対応します。

波長板とは

リタックスシリーズは、直線偏光を入射させると、特定の位相差が得られる波長板です。複屈折性を持たせた樹脂フィルムを光学特性が優れた光学硝子基板の間に挟み接着しています。特定波長用から広帯域波長用まで取り揃えています。

1/2 波長板は、入射光線に対して 1/2 の位相差が得られる波長板です。直線偏光を 1/2 波長板の光軸に対して角度θで入射すると、振動方向が 2θ回転した直線偏光になって出射されます。そのため、直線偏光を光軸に対して45°で入射させると、入射光の振動方向が 90°回転した直線偏光となります。

1/2 波長板

1/4 波長板は、入射光線に対して 1/4 の位相差が得られる波長板です。偏光板と組み合せることで円偏光板となります。円偏光板は、入射光線を円偏光の光線として反射面に入射させて、再びこの円偏光板に入射させた場合、反射光線を透過させずに遮断するアイソレーター機能を持っています。

1/4 波長板

レーザー、医療・工業用照射システム、光通信、顕微鏡、プロジェクター、医療用ディスプレイ、太陽観測など顕微鏡メーカー、大学、天文台など、様々な用途で使用されています。

※HI-RETAX、RETAXについては、波長板のページをご確認ください。

自社ブランドの波長フィルムを積層し、ガラス基板で挟んだ波長板です。
1枚の波長板で、対応波長域すべての光の波長を同位相差に変換できます。

品番	対応波長域 (nm）	フィルム積層数	硝子基板	外形（mm）	厚さ（mm）	位相差（mm）	特徴
SB-RETAX-5L-1/4λ	450～1100	5層（5L）	BK7	φ20/φ25/φ30	3	λ1/50 (450nm≦λ1<500nm) λ2/80 (550nm≦λ2<1100nm）	直線偏光を入射すると可視光域から赤外域においてほぼ1/4の位相差になる波長位相板です。
SB-RETAX-5L-1/2λ	450～1100	5層（5L）	BK7	φ20/φ25/φ30	3	λ1/50 (450nm≦λ1<500nm) λ2/80 (550nm≦λ2<1100nm）	直線偏光を入射すると可視光域から赤外域においてほぼ1/2の位相差になる波長位相板です。
SB-RETAX-3L-1/4λ	450～700 500～800 600～900 800～1100	3層（3L）	BK7	φ20/φ25/φ30	2.5	λ/80	直線偏光を入射すると特定の波長域においてほぼ1/4の位相差になる波長位相板です。
SB-RETAX-3L-1/2λ	450～700 500～800 600～900 800～1100	3層（3L）	BK7	φ20/φ25/φ30	2.5	λ/80	直線偏光を入射すると特定の波長域においてほぼ1/2の位相差になる波長位相板です。

偏光板(POLAX)と波長版(HI-RETAX)を組み合わせた円偏光板も製作が可能です。
上記の性能以外のものでも、お応えできます。まずはご相談下さい。

1枚で可視光線全域において1/4の位相差が得られる樹脂フィルムを光学特性が優れたガラス基板の間に挟み接着下波長板です。

品番	対応波長域（mm）	硝子基板	外形（mm）	厚さ（mm）	位相差（mm）	特徴
B-RETAX-1/4λ	450nm, 500nm, 550nm, 590nm, 630nm	BK7	φ10/φ20/φ30	2	λ/4±13nm	直線偏光を入射すると可視光全域においてほぼ1/4λの位相差になる波長位相板です。